淡路島は、瀬戸内海に浮かぶ兵庫県内の島です。本州とは明石海峡大橋、四国とは大鳴門橋を通じて繋がっています。

本記事では、そんな淡路島の北部にある淡路市の詳しい土地価格のほか、不動産を購入する方向けに基礎知識もご紹介します。兵庫県内の他の市との比較もしているので、ぜひ不動産売買の参考にしてください。

淡路島で不動産を購入するための基礎知識

淡路島で不動産を購入するための基礎知識

淡路島で不動産の購入を検討している方向けに、基礎知識となる公示地価と基準地価について解説していきます。

公示地価とは

公示地価とは、端的に言うと国(管轄は国土交通省)が公表している土地の価格のことを指します。地価公示法という法律に基づき、毎年1月1日時点のその土地の評価を2名以上の不動産鑑定士が行うものです。この結果は毎年3月下旬頃に発表されています。

基準地価とは

基準地価とは、公示地価と同じく土地の価格を指すものですが、調査するのが国ではなく各都道府県になります。調査するのは、公示地価よりも半年遅い7月1日時点の価値です。結果は毎年9月下旬頃に発表され、基準となる法律は国土利用計画法です。

基準地価は公示地価よりも半年遅く発表されるため、基準地価の方が高い結果になっている場合は、土地価格も上がっていると考えてよいことになります。

淡路市の土地価格は?

上記を踏まえて、淡路市の最新公示地価と基準地価を見ていきます。

まず公示地価は、1㎡の平均が3万1,976円、坪単価が平均10万5,708円、全国の中で710位。続いて最新の基準地価は、1㎡の平均が3万3,157円、坪単価が平均10万9,610円、全国の中で564位です。

他の市とどのぐらい違う?

淡路市の土地価格がどのぐらいなのかをより明確にするために、兵庫県内の代表的な市の状況を見ていきます。

県庁所在地がある神戸市の公示地価は、1㎡の平均が23万5,083円、坪単価が平均77万7,135円、全国の中で61位。淡路市から明石海峡大橋を渡った先にある明石市の公示地価は、1㎡の平均が12万7,696円、坪単価が平均42万2,135円、全国の中で140位。

1㎡あたりの価格で比べると、淡路市は神戸市の約7分の1、明石市の約4分の1の価格で購入できる計算になります。

淡路市の歴史とは?

兵庫県内の近隣の市よりもかなりリーズナブルに不動産を購入できる淡路島。では淡路市はどのような形で成り立っているのか、その中でも人気のエリアはどこなのかを探っていきます。

淡路市は、平成の大合併で津名・淡路・北淡・一宮・東浦の5町が1つになってできた市です。現在、市内は津名・東浦・岩屋・北淡・一宮の5つの地域に分けられており、このうちの津名地域は“都市機能集積ゾーン”と呼ばれています。

津名地域の令和5年11月1日現在の人口は14,605人で、5つの地域内で最も多い数字です。同年かつ市内で公示地価が最も高いのも、津名地域内の志筑字南3172番2。1㎡あたり6万4,800円です。

淡路島はどんな島?

淡路島内には、今回土地価格をご紹介した淡路市の他に、洲本市と南あわじ市があります。

淡路市は明石海峡大橋で本州と繋がっており、神戸や大阪などの大都市へのアクセスも容易です。洲本市には島内で唯一の県立総合病院や大型商業施設などが立ち並び、南あわじ市では大鳴門橋で四国への行き来ができます。

淡路島には、島内で仕事をされている方ももちろんいらっしゃいますが、本州や四国へ通勤・通学される方も多くいます。近年は移住先や二拠点生活の地としても人気のエリアです。

まとめ

近隣の市よりもお安く不動産の購入ができる淡路島。具体的に購入を検討していくなら、現地の不動産を扱っているサイトをチェックすると、イメージが膨らませやすいです。ぜひチェックしてみてくださいね。